猫族の亜人のメイドであるミアは、新しい奉公先となる屋敷へ向かっていた。町外れに佇むその屋敷は、主人のせいで「偏屈屋敷」と呼ばれている。曰く、ふらりと町にやって来て瞬く間に財を成した天才。しかし人付き合いを嫌い姿を見せないのだ。緊張しながら門を潜ったミアが出会った主人、偏也は、予想を超える変人だった!最悪な初対面ながらもメイドとして働くことになったミアに、偏也は屋敷を案内した後、ある部屋だけは「絶対入るな」と言いつけた。不思議に思いながら働くミアだがある日、偏也にその部屋へ招かれる。ぽつんと置かれた大きな鏡を通り抜けるよう言われ、恐る恐る足を踏み出すと…次の瞬間、ミアは異世界「チキュウ」へ来ていたのだった!「小説家になう」発・風変わりな日常系ほのぼのコメディ!
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