「認識論」「存在論」「形而上学」「倫理」「神」「美」「数学」-現代の哲学はますます細分化され、各領域の概要を捉えることも、それら相互の関係をつかむことも容易ではない。しかし「哲学」の名に値するために不可欠なのは、その主張が反証を示したり、批判したりできるような論理に基づいていることだ。そうした議論の筋道の正しさを支えるのが、論理学である。本書は、論理学の基本的な考え方を一から説くとともに、そこで学んだ正しい推論の道具立てを用いて、哲学の諸問題を平明な筆致で解説する。多くの哲学徒に影響を与えた、他に類をみない入門書。
「BOOKデータベース」より