「大学の死」、そして復活

絹川正吉 著

間違いがまかり通っている、日本。正体不明のグローバル化の名の下に、大学は、補助金をポイントとする行政主導型の「受動的改革」に身をゆだねているのが実態だ。そして全て「仕方のないことだ」と現状と心中してはいまいか。「大学の死」は大学本来の機能を失っている惨状のことだ。瑣末なことに目を奪われ、物事の全体を俯瞰する構想力を喪失することであり、その先に何が結果するか見えなくなることだ。本書は、全ての大学人が総合的な教養と判断力を回復すべく、「自立的改革」に今こそ立ちあがる意義に気づかせてくれる、著者渾身の書である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「教養教育」を問う(「教養」という言葉が含むもの
  • 教養と社会的関与-ファシズム批判と加担 ほか)
  • 2 大学教育を語る(禁じられた学び
  • 大学教育のデザイン ほか)
  • 3 学士課程(初年次・キャリア教育と学士課程
  • 学士課程教育における初年次教育 ほか)
  • 4 FDのダイナミックス(FDのダイナミックス(「行政的と自律的」
  • 「工学的方法と羅生門的対応」
  • 「今後の課題」))
  • 5 大学のガバナンス(学校教育法改正で何が変わったか
  • 私立大学の組織・経営再考 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「大学の死」、そして復活
著作者等 絹川 正吉
書名ヨミ ダイガク ノ シ ソシテ フッカツ
出版元 東信堂
刊行年月 2015.6
ページ数 322p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-7989-1302-5
NCID BB18794073
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全国書誌番号
22611096
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言語 日本語
出版国 日本
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