紫式部日記 : 現代語訳付き

紫式部 著 ; 山本淳子 訳注

紫式部が、藤原道長の娘、中宮彰子に仕えた際の回想録。史書からは窺えない宮廷行事の様子もわかり、道長が全権を掌握する前夜という緊張に満ちた状況下での記述が興味深い。華麗な生活から距離を置く紫式部の心理や、実務をこなせない同僚女房への冷静な評価、ライバル清少納言への辛口批評などが描かれる。精密な校訂による本文、詳細な注、流麗な現代語訳、歴史的事実を押さえた解説で、『源氏物語』の背景を伝える日記のすべてがわかる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 出産の秋、到来-中宮の姿
  • 朝霧の中の贈答-道長の威風
  • しめやかなる夕暮れ-若き頼通の雅
  • 八月-待機する貴顕たち
  • 八月二十六日-若宮乳母の美しさ
  • 九月九日朝-中宮の母倫子の気遣い
  • 九月九日夜-兆し
  • 九月十日-御産始まる
  • 九月十一日未明-大事を見守る人々
  • 九月十一日午の刻-男子誕生〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 紫式部日記 : 現代語訳付き
著作者等 山本 淳子
紫式部
書名ヨミ ムラサキ シキブ ニッキ : ゲンダイゴヤク ツキ
シリーズ名 角川ソフィア文庫 A-205-1
角川文庫 A-205-1
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2010.8
版表示 初版
ページ数 399p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-04-400106-3
NCID BB03168866
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全国書誌番号
21820536
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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