可能性としての文化情報リテラシー

岡田浩樹, 定延利之 編

文献テキストばかりで文化を論じるには限界がある。声や仕草、姿勢や背景といった文化情報を活用する能力「文化情報リテラシー」を身につければ、どのような文化研究が新たに可能になるのか。また、どのような問題が新たに見えてくるのか。文化人類学・言語学・コミュニケーション科学・美学・自然科学の研究者がそれぞれの立場で「文化情報リテラシー」を語り、あるいは実践してみせた学際的な1冊。初学者を想定してできるだけ平易に書かれている。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 文化のカオスに挑む-文化研究のマルチ・オブジェクト化と文化情報リテラシー
  • 第1部 マルチメディアとフィールドワーク(フィールドワークの技法から「文化情報リテラシー」へ
  • 文化研究における映像の活用法-映像人類学の近年の展開について
  • 淡路人形浄瑠璃の伝承の場-淡路三原高等学校郷土部の活動を中心に
  • 文化研究への文化情報リテラシーの駆使の試み-淡路人形浄瑠璃における「伝承」を対象に)
  • 第2部 マルチメディアとコミュニケーション研究(インタラクションを捉えるということ
  • マルチモーダルな会話データの収集と処理
  • 音声コミュニケーションに関する研究交流のために
  • 人物像に応じた個人内音声バリエーション)
  • 第3部 文化情報を読み解くということ(伝統的な慣習を読み解く-雅楽における様式化された楽器間の「会話」のメカニズム
  • 舞台にあがった囃し田-「民俗」から演じられる「芸能」へ
  • 「赤城大明神事」考-継子いじめ譚の検討を通して

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 可能性としての文化情報リテラシー
著作者等 定延 利之
岡田 浩樹
書名ヨミ カノウセイ ト シテ ノ ブンカ ジョウホウ リテラシー
出版元 ひつじ書房
刊行年月 2010.3
ページ数 294p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-89476-499-6
NCID BB02693055
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全国書誌番号
21798132
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言語 日本語
出版国 日本
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