世の中に氾濫している「環境問題への答」を見ていると、地球規模の話が、突然、家庭の節電や商品の選択の話にすり替わってしまう。こんなことで地球規模の環境破壊を止められるのだろうか。環境汚染が進んでしまう理由は、もっと大きな別な原理が働いているからだ。この本では、この原理をまったく別の観点から考える。現在、世界で行われているすべての環境汚染対策のための政策は、地球の摂理、生物学の原理、時間の概念を完全に無視している。著者は、生物学者の立場から、この環境汚染というものを解説した。
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