満州事変から日中戦争へ

加藤陽子 著

「満蒙の沃野を頂戴しようではないか」-煽動の背景に何があったのか。満蒙とは元来いかなる地域を指していたのか。一九三一年の鉄道爆破作戦は、やがて政党内閣制の崩壊、国際連盟脱退、二・二六事件などへと連なってゆく。危機の三〇年代の始まりから長期持久戦への移行まで。日中双方の「戦争の論理」を精緻にたどる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 満州事変の四つの特質(相手の不在
  • 政治と軍人
  • 事変のかたち
  • 膨張する満蒙概念)
  • 第2章 特殊権益をめぐる攻防(列国は承認していたのか
  • アメリカ外交のめざしたもの
  • 新四国借款団
  • 不戦条約と自衛権)
  • 第3章 突破された三つの前提(二つの体制
  • 張作霖の時代の終わり
  • 国防論の地平)
  • 第4章 国際連盟脱退まで(直接交渉か連盟提訴か
  • ジュネーブで
  • 焦土外交の裏面)
  • 第5章 日中戦争へ(外交戦
  • 二つの事件
  • 宣戦布告なき戦争)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 満州事変から日中戦争へ
著作者等 加藤 陽子
書名ヨミ マンシュウ ジヘン カラ ニッチュウ センソウ エ
シリーズ名 シリーズ日本近現代史 5
岩波新書 5
出版元 岩波書店
刊行年月 2007.6
ページ数 242, 14p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431046-4
NCID BA82200005
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全国書誌番号
21266583
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言語 日本語
出版国 日本
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