ヨーロッパを見る視角

阿部謹也 著

十一世紀以前においては、日本と同様な「世間」が存在していたヨーロッパが、なぜ個人を重視する社会へと転換したか。個人の誕生の背景には何が存在していたか。恋愛の成立、市民意識の形成というヨーロッパ社会の基底に関わる諸事象を、日本社会との比較史的考察を通じて明快に解明する。長年の西洋中世史研究と日本社会論との鮮やかな連結。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1講 「世間」からの離陸(ヨーロッパを見る二つの視角
  • 日本はヨーロッパとは異質の世界 ほか)
  • 第2講 個人の成立(日本での個人とヨーロッパでの個人
  • 乳離れできない親子 ほか)
  • 第3講 恋愛の成立と新しい男女関係(十二世紀に成立した恋愛
  • 中世の貴族の生活 ほか)
  • 第4講 市民意識の成立(内在的理解
  • 市民とは何か ほか)
  • 第5講 キリスト教と伝統社会(エリート文化の発生-「礼儀」という概念
  • 下品なものの排除 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ヨーロッパを見る視角
著作者等 阿部 謹也
書名ヨミ ヨーロッパ オ ミル シカク
シリーズ名 岩波現代文庫 社会
出版元 岩波書店
刊行年月 2006.12
ページ数 344p
大きさ 15cm
ISBN 4006031459
NCID BA79776533
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全国書誌番号
21176857
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言語 日本語
出版国 日本
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