かぶき

郡司正勝 著

日本の芸能研究に大きな足跡を刻んだ著者の、幻の名著。荒事、悪態、かるわざ、六法などかぶきの様式の源流について、また猿若、道化といった役柄の出現と変遷について、さらにそうした芸能を担った人々の実像について、独自な視点で掘り下げた、克明な考証的研究。既成の演劇理論に捉われず、広く民俗芸能を視野に入れ、社会史・風俗史からのアプローチも取り入れて、時代の息吹のなかでのかぶき生成の実相に迫った本書は、その後の研究に大きな影響を与えた。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 かぶきの様式(饗宴の芸術-かぶきの本質とその様式
  • 荒事の成立
  • 悪態の芸術
  • 髪梳の系譜
  • 「かるわざ」の系譜
  • たての源流
  • 六法源流考
  • 出端と引込みのノート)
  • 第2編 かぶきの成立(力者とその芸能
  • 河原者と芸術
  • 猿若の研究
  • 道化の誕生
  • のろま管見
  • 茶かぶき
  • 三味線の登場)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 かぶき
著作者等 郡司 正勝
書名ヨミ カブキ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2005.2
ページ数 511p
大きさ 15cm
ISBN 4480088962
NCID BA70800956
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全国書誌番号
20758365
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言語 日本語
出版国 日本
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