悪について

中島義道 著

残虐な事件が起こるたび、その"悪"をめぐる評論が喧しい。しかし、"悪"を指弾する人々自身は、"悪"とはまったく無縁なのだろうか。そもそも人間にとって"悪"とは何なのか。人間の欲望をとことん見据え、この問題に取り組んだのがカントだった。本書では、さまざまな文学作品や宗教書の事例を引きつつ、カント倫理学を"悪"の側面から読み解く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「道徳的善さ」とは何か
  • 第2章 自己愛
  • 第3章 嘘
  • 第4章 この世の掟との闘争
  • 第5章 意志の自律と悪への自由
  • 第6章 文化の悪徳
  • 第7章 根本悪

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 悪について
著作者等 中島 義道
書名ヨミ アク ニ ツイテ
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 2005.2
ページ数 216p
大きさ 18cm
ISBN 4004309352
NCID BA70861360
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全国書誌番号
20755344
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言語 日本語
出版国 日本
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