眠りと文学 : プルースト、カフカ、谷崎は何を描いたか

根本美作子 著

スタンダールの言葉にあるように、小説=フィクションは人生を映し出す鏡でなくてはならなかった。しかし二〇世紀は、この鏡の姿に魅せられ、フィクションに対する現実の優位性がぐらつき始めた時代となった。それはプルーストとカフカとともに始まり、谷崎において"現"という特別な形で現れている。眠りの次元を取り込んだ彼らの作品を読み解き、人間の存在と意識に投げ掛けられた新しい光を浮かび上がらせる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 プルースト(目覚めの暗闇
  • 入れ子状の寝室 ほか)
  • 2 カフカ(既視感のなかから
  • 不気味さ ほか)
  • 3 プルーストとカフカと"現"(世界を新しく定義し直した二人
  • 電話 ほか)
  • 4 谷崎の"うつす"世界(谷崎のアクチュアリティ
  • 小説『細雪』 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 眠りと文学 : プルースト、カフカ、谷崎は何を描いたか
著作者等 根本 美作子
書名ヨミ ネムリ ト ブンガク : プルースト カフカ タニザキ ワ ナニ オ エガイタカ
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論新社
刊行年月 2004.6
ページ数 232p
大きさ 18cm
ISBN 4121017536
NCID BA67603210
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20660364
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想