田宮裕博士追悼論集  下巻

廣瀬健二, 多田辰也 編

アメリカ刑事司法との距離を抑制的に保ちつつ、的確に摂取して先駆的業績を残しながら、99年1月に永逝された田宮裕博士を偲び多くの研究者・実務家が寄稿。上巻に続いて下巻が完成。筆硯豊かに研究成果の発表を重ね刑事法学に大きな影響を与えた田宮博士にふさわしく刑事訴訟法、刑法、少年法など各分野の論文に加え、さらに親交あった諸氏よりの追想文も加わり、読みごたえのある論稿が揃う。巻末に田宮裕博士業績目録も収録。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 田宮博士・学問の軌跡(田宮刑事法学の軌跡
  • 田宮先生の少年法学)
  • 2 刑事訴訟法(ドイツにおける刑事訴訟法及び刑事訴訟法学の発展-日本法との関連において
  • 実体的真実主義の相対性 ほか)
  • 3 刑法(犯罪論をめぐる学説と実務-ドイツの状況を中心として
  • 現代刑事法理論の変化について ほか)
  • 4 少年法・刑事政策(少年法における適正手続の保障-黙秘権の告知をめぐって
  • 犯罪少年と責任能力 ほか)
  • 5 追想(田宮先生と少年法改正
  • 親子二代の恩師 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 田宮裕博士追悼論集
著作者等 多田 辰也
広瀬 健二
廣瀬 健二
田宮 裕
書名ヨミ タミヤ ヒロシ ハクシ ツイトウ ロンシュウ
巻冊次 下巻
出版元 信山社
刊行年月 2003.2
ページ数 904p
大きさ 22cm
ISBN 4797219602
NCID BA52683668
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全国書誌番号
20536934
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
Designing the lay judge system in Japan 佐藤博史
「無罪の推定」と未決拘禁制度 白取祐司
いわゆる単独犯と共同正犯の択一的認定について 大澤裕
わが国での「捜索・押収」に関する解釈の一貫性と説得力の欠如 渥美東洋
アメリカにおける二重処罰の禁止 佐伯仁志
アメリカにおける自己負罪拒否特権の一断面 酒巻匡
ドイツにおける刑事訴訟法及び刑事訴訟法学の発展 松尾浩也
中止未遂の因果論的構造と中止故意について 齋野彦弥
事前準備・準備手続と証拠開示に関する一考察 荒木伸怡
事実認定について 松本時夫
付帯私訴制度について 川出敏裕
刑事司法の制度的限界と克服 船山泰範
刑事手続における訴訟能力の判断 飯野海彦
刑事訴訟法
刑法
天与の花を咲かす喜び 佐藤司
実体的真実主義の相対性 田口守一
少年事件被害者に対する家庭裁判所の責任 後藤弘子
少年法における適正手続の保障 服部朗
少年法・刑事政策
少年法制の立法的改革 廣瀬 健二
少年犯罪と銃器 田中開
差押えに対する不服申立て手段の体系 後藤昭
強制採尿令状の法形式 香城敏麿
当事者主義と予断排除 平良木登規男
戦後刑事司法は"異端"だったのか 大野正男
日本警察の光と陰 土本武司
決闘罪に関する二、三の問題 豊田健
犯罪少年と責任能力 岩井宜子
犯罪論をめぐる学説と実務 井田良
現代刑事法理論の変化について 村井敏邦
田宮先生とのこと 芝原邦爾
田宮先生と少年法改正 安倍嘉人
田宮先生の少年法学 廣瀬 健二
田宮刑事法学の軌跡 三井誠
田宮博士・学問の軌跡
被害者等の意見陳述に関する一考察 中島宏
被疑者の身柄拘束に対する司法的抑制 多田 辰也
裁判員制度が克服すべき問題点 椎橋隆幸
親子二代の恩師 五十嵐紀男
証拠開示管見 笠井治
認定法廷通訳人制度の動向 長沼範良
追想
電磁的記録に対する包括的差押え 寺崎嘉博
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