検索、それは万能の叡知か?それとも見せかけの神託か?グーグル、ヤフー、MSN、百度…。もはや私たちの生活に欠かすことができないものとなったネット検索は、政治・経済・文化を動かす重要なファクターに成長し、「検索社会」と呼ぶべき状況を呈している。しかしほんとうに世界中の情報を参照し、叡知のツールとして駆使することができるのか?検索エンジン戦争の帰趨やソーシャブル・サーチなどの可能性から、検閲、自主規制、プライバシー、意図的操作などの諸問題まで。検索がもたらした社会の変容と未来を展望する。
「BOOKデータベース」より