コレラ、朝鮮を襲う

申東源 著 ; 任正爀 訳

ただ疫病のみが人びとに苦痛をもたらしたのではない。医療をめぐる封建的因習が、そして植民地権力が朝鮮半島の人びとを苦しめてきたのだ。中世から近代へ、漢医学から西洋医学へ、運命論から科学主義へ、朝鮮医学史を多数の貴重な図版とともに俯瞰する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 苦痛を強いられる身体の歴史(コレラ、朝鮮を襲う
  • なぜ、あれほど疫病が流行したのか-朝鮮時代の疫病と防疫
  • 朝鮮人、細菌を眼で見る-細菌説と植民地近代性
  • 断髪とサントォの戦争、衛生の名で
  • 男子を産むための長い欲望の歴史-転女為男法の考古学
  • 『卞カンセィ歌』に見る性・病・躯文化の謎
  • 沈清伝に見る盲人と障害の社会史)
  • 2 歴史の中の医療生活(内医院・典医監・恵民署はどのような所だったのか
  • 医女のはなし
  • 救急名薬・牛黄清心丸
  • 駭怪であり、罔測である-朝鮮末期病院の姿
  • 韓国のヒポクラテス宣誓)
  • 3 朝鮮医学か、西洋医学か(朝鮮医学は中国医学の亜流なのか-朝鮮医学の歴史的正体性
  • 朝鮮後期の身体・臓腑に関する談論の性格
  • 朝鮮後期の西洋医学、漢医学に挑戦す
  • 牛痘法は未明の暗さを照らす灯火なのか-牛痘法の政治学
  • 一九三〇年代の朝鮮医学、西洋医学と一戦交える-漢医学の近代性・科学性論争
  • 医療がどのように民衆に近づいたのか-朝鮮医療史から見た民衆医療)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 コレラ、朝鮮を襲う
著作者等 任 正爀
任 正赫
申 東源
任 正〓
書名ヨミ コレラ チョウセン オ オソウ : シンタイ ト イガク ノ チョウセンシ
書名別名 身体と医学の朝鮮史
出版元 法政大学出版局
刊行年月 2015.12
ページ数 432,10p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-588-37124-0
NCID BB20320898
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全国書誌番号
22760974
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言語 日本語
原文言語 韓国語
出版国 日本
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