結婚後、夫あるいは妻がアスペルガー症候群だとわかるケースは徐々に増えている。そんなカップルが直面する困難は、お互いのコミュニケーションがうまくはかれないために生ずるほか、人生での価値観の違いなどによる場合も少なくない。著者は、結婚後17年を経て夫のアスペルガー症候群を知り、長年の自身の孤独と欲求不満を説明するものを見つける。そして、持ち前の明るく前向きな姿勢から、これらの困難を乗り越え、求め続けてきた良好な関係を手に入れた。本書は、その体験から得られたさまざまなノウハウを多くの人が共有し、役立ててほしいと願う著者が綴った幸福への手引である。
「BOOKデータベース」より