考えることの科学 : 推論の認知心理学への招待

市川伸一 著

日常生活での思考は推論の連続といえる。その多くは論理形式に従うより、文脈情報に応じた知識を使ったり、心の中のモデルを操作してなされる。現実世界はまた、不確定要素に満ちているので、可能性の高さを直観的に判断して行動を決めている。推論はさらに、その人の信念や感情、他者にも影響される。推論の認知心理学は、これら人間の知的能力の長所と短所とをみつめ直すことによって、それを改善するためのヒントを与えてくれる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 人間は論理的に推論するか(形式論理と日常的推論
  • 論理的推論の認知モデル
  • 帰納的推論-一を聞いて、十を知って、三誤る)
  • 2 確率的な世界の推論(確率・統計的な現象に対する理解と誤解
  • ベイズの定理をめぐる難問・奇問
  • 確率・統計問題での推論のしくみと学習)
  • 3 推論を方向づける知識、感情、他者(推論は知識に誘導される
  • 因果関係を推論する
  • 自己の感情と他者の圧力)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 考えることの科学 : 推論の認知心理学への招待
著作者等 市川 伸一
書名ヨミ カンガエル コト ノ カガク
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1997.2
ページ数 186p
大きさ 18cm
ISBN 412101345X
NCID BN15941245
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
97068285
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言語 日本語
出版国 日本
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