武家の棟梁の条件

野口実 著

現代の日本人がイメージする高潔で忠義を重んじる武士像は、近世に概念化され、明治以降、国家主義的教育の中で作られたものであり、本来、武士とは、「政治史的にはこの上もなく」暴力的性格の社会集団で、「職業的な殺し屋」的存在だった。この集団を束ねた「棟梁」とはなにか。その条件は。なぜ武家政権がかくも長期にわたって存続し得たのか。武士の本質と肖像を社会史的職能論により捉え、そこに浮かび上がる日本の中世を考える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 棟梁の条件
  • 2 幕府の草創と武芸故実
  • 3 「武都」鎌倉の成立
  • 4 鎮守府将軍と征夷大将軍
  • 5 東国的武士社会のひろがり

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 武家の棟梁の条件
著作者等 野口 実
書名ヨミ ブケ ノ トウリョウ ノ ジョウケン
書名別名 中世武士を見なおす
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1994.11
ページ数 188p
大きさ 18cm
ISBN 4121012178
NCID BN11626803
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全国書誌番号
95028709
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言語 日本語
出版国 日本
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