主君「押込」の構造 : 近世大名と家臣団

笠谷和比古 著

「御身持宜しからず御慎しみあるべし」-主君の悪政・不行跡に対して家臣団が執る最後の手段「押込」。君臣間の上下秩序が絶対の近世武家社会において、遊蕩・大酒あるいは専制に走る主君は、家臣にとって憂慮すべき存在であった。御家の永遠性への忠義からなされる主君強制隠居の内談、実行、幕府側の処置の論理など、主君廃立の隠された慣行を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 阿波蜂須賀家の君臣抗争(蜂須賀家の政治体制
  • 諌言
  • 呪詛
  • 押込
  • 幕命)
  • 第2章 諸大名家の「押込」事件(宝暦年間の三つの「押込」事件
  • 主君「押込」慣行の形成)
  • 第3章 「押込」慣行の構造(主君「押込」慣行の形式
  • 主君「押込」慣行と近世的秩序)
  • 第4章 近世の国制(主従制と身分階層制
  • 近世官僚制と政治的意思決定の構造
  • 近世の封禄制と地方知行制
  • 君臣秩序とその思想)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 主君「押込」の構造 : 近世大名と家臣団
著作者等 笠谷 和比古
書名ヨミ シュクン オシコメ ノ コウゾウ : キンセイ ダイミョウ ト カシンダン
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 2006.10
ページ数 314p
大きさ 15cm
ISBN 406159785X
NCID BA78684699
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全国書誌番号
21118053
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言語 日本語
出版国 日本
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