うわさの遠近法

松山巖 著

コレラ、ハレー彗星、千里眼、毒婦お伝…明治から昭和へ、激動の日本に生まれては消えた噂、デマ、迷信。人々の欲望や不安をのせて広まり、時には凄惨な事件までひき起こした様々な噂の驚くべき正体とは。情報機器が発達した今日においても依然として事実と噂の境目が曖昧な状況を踏まえて、噂を生み出す「時代の仕掛け」を問い直し、あざやかに近代日本を透視した庶民精神史。サントリー学芸賞受賞。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 兎、コレラ、絹布そして唄
  • 毒婦たちの栄光
  • 鹿鳴館と任侠
  • 世論と壮士
  • 妖怪学と失念術
  • 超能力の発見-千里眼事件
  • 芸術か、スキャンダルか
  • コラムの誕生と消滅-「茶話」の時代
  • 天譴、自警団、この際やっつけろ
  • 英雄生存伝説と日本起源論異説
  • "清潔な帝国"下の『日乗』-荷風と昭和初期
  • デマと統制-木炭もない石炭もない
  • "清潔な帝国"と敗戦
  • "地"のうわさ、海の記憶

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 うわさの遠近法
著作者等 松山 巌
書名ヨミ ウワサ ノ エンキンホウ
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1997.7
ページ数 450p
大きさ 15cm
ISBN 4061592890
NCID BA31422429
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全国書誌番号
98016585
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言語 日本語
出版国 日本
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