初心者のための「文学」

大塚英志 著

「三島や太宰が戦争を"わくわくした時代"として描いたのは何故なのか?」「『箱男』は、"ひきこもり小説"であり、『伽〓(や)子のために』は"萌え小説"である」「やはり、大江は読んでおいたほうがいい」-など、筆者ならではの視点で、戦後の代表的な文学のほんとうの読み方を説く十一の講義。村上春樹『海辺のカフカ』の新しい読み方を案内する書き下ろしを収録。「文学」を正しく読むための、唯一無二の「文学」の取扱い説明本。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「私」と書き始めれば「私」が現れる「文学」をまず疑う-扱う作品/三島由紀夫『仮面の告白』
  • 戦争という「わくわく」した現実と「私」であることの関係-扱う作品/太宰治『女生徒』
  • 「文学」とは「私」でない誰かのために「私」がなしうることではないのか-扱う作品/井伏鱒二『黒い雨』
  • 「日常がいや」という「生きづらさ」は何故、始まったか-扱う作品/島尾敏雄『出発は遂に訪れず』
  • 「私」の外側で「私」を見つめるのは誰か-扱う作品/大岡昇平『野火』
  • 「萌え」と「血筋」と近代文学の関係-扱う作品/李恢成『伽〓(や)子のために』
  • 「箱男」を疑いつつ「箱男」であること-扱う作品/安部公房『箱男』
  • 「空気」を読む「文学」は転向する-扱う作品/中野重治『村の家』
  • 「文学」は「空想の地図」であってはいけない-扱う作品/中上健次『十九歳の地図』
  • 孤立し、ただ一人、闇の奥へ-扱う作品/大江健三郎『芽むしり仔撃ち』〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 初心者のための「文学」
著作者等 大塚 英志
書名ヨミ ショシンシャ ノ タメノ ブンガク
書名別名 Shoshinsha no tameno bungaku
シリーズ名 角川文庫
出版元 角川書店 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2008.7
ページ数 327p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-04-419124-5
NCID BA86788612
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全国書誌番号
21470648
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言語 日本語
出版国 日本
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