内田魯庵山脈 : 〈失われた日本人〉発掘  上

山口昌男 著

明治から昭和初期にかけて健筆をふるった内田魯庵(一八六八‐一九二九)。彼はドストエフスキーやトルストイをいち早く日本に紹介したことで有名だが、他方趣味や遊びを共にした市井の自由人たちのネットワークの形成に大きな影響を与えた。本書は魯庵を手がかりに、近代日本の埋もれた知の水脈を発掘する歴史人類学の試みである。上巻では西沢仙湖、林若樹、坪井正五郎、清水晴風ら雑誌『集古』につどった人々が取り上げられる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 魯庵の水脈(その始まり
  • 明治の逸人-西沢仙湖
  • 野のアカデミー-集古会
  • 和綴の雑誌-『集古』
  • 蒐集家の筆頭-林若樹
  • 人類学の祖にして趣味の人-坪井正五郎
  • 精神の系譜を捏造する-フレデリック・スタール
  • 神田の玩具博士-清水晴風
  • 江戸百科全書派の美校教授-竹内久一
  • 三村竹清の日記 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 内田魯庵山脈 : 〈失われた日本人〉発掘
著作者等 山口 昌男
書名ヨミ ウチダ ロアン サンミャク : ウシナワレタ ニホンジン ハックツ
シリーズ名 岩波現代文庫 G245
巻冊次
出版元 岩波書店
刊行年月 2010.11
ページ数 369p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-600245-9
NCID BB04000637
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全国書誌番号
21860750
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言語 日本語
出版国 日本
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