日本国内では、廃棄物の排出量は2000年をピークに減少し、リサイクル率も上昇傾向にある。一方、世界全体で見れば、資源利用量・廃棄物排出量は増え続けており、国境を越えて取引される廃棄物による環境汚染、国際的な管理をどうするかといった課題がある。また、東日本大震災による災害廃棄物や福島第一原発の事故による放射性廃棄物等をめぐる新たな課題も生じている。本巻では、環境経済学・環境政策学の最新の研究成果をもとに、循環型社会形成に向けた様々な取り組みのこれまでの到達点とこれからの政策課題を提示する。
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