M.V.コセ さいわ ; テンキー・ロペス え ; おおいしまりこ やく
助けたヘビにのみ込まれそうになった若者は、その恩知らずなことをせめた。ヘビは、他の者にも意見を聞こうと言い出す。通りかかった馬と牛は、けしからんことではあるが誰でもやることだ、とヘビの肩を持った。調子にのったヘビが若者を食べようとした時、賢いオオカミがその知恵でヘビを懲らしめた。ところが、ヘビに恩知らずのつぐないをさせておきながら、今度は当のオオカミが若者に恩知らずな振る舞いをし始めるではないか。アルゼンチンの民話をベースにくり広げられる愉快な物語。
「BOOKデータベース」より
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