Andras Nagy, Marina Gertsenstein, Kristina Vintersten, Richard Behringer 著 ; 山内一也, 豊田裕, 岩倉洋一郎, 佐藤英明, 鈴木宏志 訳
この第三版では、哺乳類の胚操作技術に関する古典的マニュアルとして15年以上にわたり用いられてきた「マウス胚の操作マニュアル」が新しい執筆者チームによって完全に再編され、書き換えられ、内容が一新されている。その結果、胚性幹細胞を経由する遺伝的改変、マウスキメラの作出、マウスのクローニング、補助生殖技術(卵細胞質内精子注入法を含む)、配偶子と胚の凍結保存、全胚培養システム、着床後の胚への電気穿孔法、および遺伝子発現の検定を含む最新かつ最先端のプロトコールが収録されている。これらの技術を使うための裏付けとなる情報も広範囲に記載されている。また、旧版以来、組換えDNA技術を哺乳類胚発生の研究に適用するための「ゴールド・スタンダード」とされてきたテクニックも、マウス発生遺伝学の要約とともに、書き換えられ、新しくなっている。本書は、マウスの発生生物学および遺伝学の研究者にとって、最初に参照しなければならない技術的ならびに理論的な手引きであり、この分野を新しく志す人達への必須の情報源である。
「BOOKデータベース」より