原著は1977年初版発行以来名著として迎えられてきたが、この第2版は最近までの目覚ましい成果を取り入れて大幅に増補改訂され、全くアップツーデートな内容になった。本書は、棒状分子からなるネマチック、コレステリック、スメクチックという古典的タイブに、円盤状分子からなるディスコチック液晶という新発見のものを加えた主要4タイプの温度相転移型液晶を網羅している。豊富な図版と充実した参考文献リストを配し、これ1冊で液晶物理を基本的な所から系統的に掴めるように構成されており、液晶に関心のある物理、化学、材料科学や技術分野の学生・院生・研究者の教科書・学習書として、座右の参考書として好適である。
「BOOKデータベース」より