花の自然史 : 美しさの進化学

大原雅 編著

本書は「色」、「香り」、「形」、「咲く」のシンプルなタイトルの4部から構成されている。というのも、花粉を運ぶ動物や昆虫たちのみならず、私たち人間もこの4つの特徴により花を認識していると考えたからである。さらに、この花の色、花の香り、花の形、そして花の咲きかたこそが、まさに繁殖のために進化してきた花の特徴でもある。本書では、花の多様性ならびにその美しさに秘められた進化の謎を、繁殖生態学、化学生態学、分子生物学、生理学などの多彩な側面から紹介する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 色(純白の植物の生きざま:「昆虫白」の不思議な花・ギンリョウソウ
  • ユリ属植物の多様な花の色と系統関係 ほか)
  • 第2部 香り(花の匂いの進化を探る:モクレン属植物を例に
  • カンアオイの花生態:キノコバエをだまして花粉を媒介するタマノカンアオイ ほか)
  • 第3部 形(交配様式と花の進化:オオバナノエンレイソウ
  • 傘をさした植物たち:セリ科植物シシウドの性表現と開花習性 ほか)
  • 第4部 咲く(多年草フタリシズカは、なぜ閉鎖花をつくるのか
  • 花が季節や時を告げるしくみ ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 花の自然史 : 美しさの進化学
著作者等 大原 雅
書名ヨミ ハナ ノ シゼンシ : ウツクシサ ノ シンカガク
出版元 北海道大学図書刊行会
刊行年月 1999.3
ページ数 262p
大きさ 21cm
ISBN 4832997513
NCID BA40394153
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全国書誌番号
99101228
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言語 日本語
出版国 日本
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