ああ、もうたくさんだっ。ことあるごとに襲いかかってくるバケモノどもと取っ組み合いすんのも、つまんねーやっかいごとに巻き込まれるのも、しょーもない我がまま娘のしょーもない我がまま聞くのもだ。だいたい、なんでこの俺が牢屋にブチ込まれなきゃなんねーんだ。保護森林を焼き払ったのはあの黒い悪魔だし、命令したのはクリーオウで、その原因を作ったのはマジクなんだぞ。俺はなんにも悪いことしてねーってのに…そのうえ、わけわかんねえ野郎がいきなり襲ってきやがるし…って、まさかお前は-スパークするハイブリッド・ファンタジー、書き下ろし第五弾。
「BOOKデータベース」より