和穂の声は震えていた!「…これで宝貝が揃ったのね。七百二十六個の宝貝が全て回収出来たんだね」己の不手際のせいで地上にばらまいてしまった宝貝回収の旅に終着点が!?それなのに…。「えぇと、殷雷、この後はどうなるの?」涙を流す和穂がいくら待っても、仙界への道など現れる気配がない。数え間違いかと殷雷刀を断縁獄の中に入れてみたが変化はない。この状況は、いったい何!?ドラゴンマガジン増刊ファンタジアバトルロイヤルに掲載された表題作を含む5本に、書き下ろし短編1本を収録。大人気中華風異世界ファンタジー・シリーズの短編集第5弾。
「BOOKデータベース」より