「主も随分と慣れたものじゃのう、人を殺すことに…ケケケ」美しき人喰い・黒衣との契約に従い、ついに四度目の生贄を捧げた十夜。徐々にこれが"日常"だと受け入れつつある自分に絶望する日々。そんな全てを諦めてしまったかのような少年に、それは何気なく、ごく当たり前のように飛び込んでくる-「十夜君おはよう」「立夏?なんで…?」そこには十夜との記憶を失ったはずの最愛の幼馴染・立夏の姿が!?果たしてこれは、十夜が待ち望んだ夢なのか、それとも一体…?これは、人喰いの妖とその主である少年の"無情な日常"の物語。「フム、じゃから人間は面白い」。
「BOOKデータベース」より