朝鮮半島 : 危機から平和構築へ

菅英輝 編著

朝鮮半島の分断、中台の対立、日ロ間に横たわる北方領土問題、歴史認識をめぐる日本とアジア諸国との摩擦などは、依然として未解決のまま残り、そのことがアジアにおける多国間協調の安全保障枠組み形成の大きな障害になっている。これら未解決の諸問題は「冷戦の残滓」や「冷戦の化石」といった、冷戦との関連でのみ捉える見方では十分ではない。むしろ、今日アジアが直面する諸問題の多くは第二次世界大戦の戦後処理が未解決であるという側面を多分に持っている。しかも、そうした多くの未解決の諸問題に日本が歴史的に深く関与してきたこともまた事実であろう。本書はそうした歴史認識にもとづき、朝鮮半島の緊張緩和と平和共存の可能性を探ることを目指した。朝鮮半島が緊張緩和に動き出せば、東アジア全体の緊張緩和に向けたダイナミズムを作り出すことができるという問題意識が本書の根底にある。また、冷戦後の朝鮮半島をめぐる国際環境にも注目すべき変化が認められ、多国間協議開催に向けた諸条件が整いつつある点に注目した。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 韓国の新しい北朝鮮政策と南北関係のゆくえ(金大中政権の新しい北朝鮮政策と南北関係の趨勢
  • 太陽政策と南北首脳会談 ほか)
  • 第2章 アメリカ合衆国と北東アジアの国際政治-朝鮮半島情勢を中心に(北朝鮮の「核兵器開発疑惑」問題発生の背景
  • 一九九四年危機と米朝合意枠組み ほか)
  • 第3章 ソウルと平壌の狭間にある北京-南北関係改善における中国の役割(中国と二つの朝鮮-朝鮮半島における中国の役割と野心
  • 米中関係と南北関係への主要国の影響 ほか)
  • 第4章 南北朝鮮関係とロシア(ロシアの対朝鮮半島政策
  • 朝鮮半島の仲裁者としてのロシア ほか)
  • 第5章 「北朝鮮問題」と日本外交-小泉訪朝をめぐって(小泉訪朝実現の背景とそのプロセス
  • 日朝首脳会談の成果と「日朝平壌宣言」の意義 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 朝鮮半島 : 危機から平和構築へ
著作者等 菅 英輝
書名ヨミ チョウセン ハントウ : キキ カラ ヘイワ コウチク エ
出版元 社会評論社
刊行年月 2004.4
ページ数 238p
大きさ 20cm
ISBN 4784514376
NCID BA66859048
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全国書誌番号
20589753
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言語 日本語
出版国 日本
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