1984年の歌謡曲

スージー鈴木 著

「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵にした"シティ・ポップ"-バブル経済前夜、1984年は日本の歌謡曲においても大きな転回点だった。70年代から始まった「歌謡曲とニューミュージックの対立」は、「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられた。同時に、「シティ・ポップ」=「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」が誕生。それは都会的で、大人っぽく、カラカラに乾いたキャッチコピー的歌詞と、複雑なアレンジとコードを駆使した音楽であり、逆に言えば、「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵とした音楽でもあった。1984年、それは日本の大衆音楽が最も洗練されていた時代-。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 1984年の歌謡「曲」(安全地帯『ワインレッドの心』
  • わらべ『もしも明日が…。』
  • 中森明菜『北ウイング』 ほか)
  • 第2章 1984年の歌謡「人」(作曲家オブ・ザ・イヤー
  • 作詞家オブ・ザ・イヤー
  • 編曲家オブ・ザ・イヤー ほか)
  • 第3章 1984年の歌謡「界」(歌謡曲とニューミュージックの融合
  • 「シティ・ポップ」の誕生
  • チェッカーズという「違和」 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 1984年の歌謡曲
著作者等 スージー鈴木
書名ヨミ センキュウヒャクハチジュウヨネン ノ カヨウキョク
シリーズ名 イースト新書 080
出版元 イースト・プレス
刊行年月 2017.2
ページ数 279p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-7816-5080-7
NCID BB24117138
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全国書誌番号
22853211
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言語 日本語
出版国 日本
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