日ごろ何気なく使っている粘着製品であるが、国内における年間生産金額はおよそ3000億円以上にもなり、大きな産業領域をなしている。本書では、接着する原理、製品の構成、製造方法、機能と使用できる条件、使用後の処理など、最近問題となっている環境的側面も含め解説する。入門編は、できるだけ平易にわかりやすい記述とし、数式や専門的な用語はできるだけ使わないように心がけた。技術編では、粘着製品をより科学的に理解できるよう専門的な用語も含め解説をすすめた。総合編では、今まさに始まろうとしている社会の変革をふまえて、粘着製品の今後のあり方、粘着製品の夢物語などを展開している。
「BOOKデータベース」より