近世初期俳諧の表記に関する研究

田中 巳榮子【著】

振り仮名は、なぜ付されたのか-多様な表記史の資料中、未開拓の俳諧を文字領域として、漢字表記と振り仮名の関係や機能、特殊な用字、音象徴語、定家仮名遣の使用、節用集との比較等、近世初期、蕉風成立以前の俳諧集の表記の実態を明らかにした。今後の表記研究の便宜に資することを期待して、「10俳諧集における振り仮名を付す語」他を資料編として収載。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 本書の目的と構成
  • 第1章 振り仮名が付される漢字表記語と表記形態(『紅梅千句』における振り仮名
  • 『軒端の独活』と『江戸宮笥』の表記 ほか)
  • 第2章 近世初期俳諧の用字・用語考証(『江戸八百韻』に見える「やさし」の用法-「婀娜」「艶し」について
  • 『當流籠抜』における「悶る」について ほか)
  • 第3章 仮名遣いから見た近世初期俳諧集-語頭に「お(オ)」「を(ヲ)」が付く語について(本文中の語頭に「お」「を」が付く仮名表記語-定家仮名遣を通して
  • 振り仮名の語頭の「オ」「ヲ」の仮名遣い)
  • 終章 本書の結論と今後の課題

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近世初期俳諧の表記に関する研究
著作者等 田中 巳榮子
書名ヨミ キンセイショキハイカイノヒョウキニカンスルケンキュウ
シリーズ名 研究叢書
出版元 和泉書院
刊行年月 2018.2.25
ページ数 390p
大きさ 21cm(A5)
ISBN 978-4-7576-0867-2
NCID BB25693236
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言語 日本語
出版国 日本
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