日本政治史のなかの陸海軍 : 軍政優位体制の形成と崩壊1868~1945

小林道彦, 黒沢文貴 編著

「非政治的軍隊」はなぜ政治化したのか。明治国家の指導者たちは「統帥権の独立」が孕むリスクに気付いていなかったのか。本書は、陸海軍が維新変革の渦中で産声を上げ、やがて官僚制度の整備とともにその制度的自立化を強め、ついには統帥権を肥大化させ、「軍部」として国政上に大きな力を振るうようになる、そのメカニズムを「政治史のなかで」解明していく。軍人、政治家、官僚、ブレーン集団…様々な人物像に目配りしながら日本陸海軍の盛衰を立体的に描く、最新の成果。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 軍政優位体制の形成(明治維新期の政軍関係-強大な陸軍省と徴兵制軍隊の成立
  • 日清・日露戦争と陸軍官僚制の成立)
  • 第2部 統帥権改革の頓挫と「革新」への胎動(児玉源太郎と統帥権改革
  • 大正・昭和期における陸軍官僚の「革新」化)
  • 第3部 軍政優位体制の崩壊(海軍省優位体制の崩壊-第一次上海事変と日本海軍
  • 国家総力戦への道程-日中全面戦争と陸軍省軍政官僚たちの葛藤
  • 日本海軍の戦争指導と社会科学者・技術官僚の役割)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本政治史のなかの陸海軍 : 軍政優位体制の形成と崩壊1868~1945
著作者等 小林 道彦
黒沢 文貴
書名ヨミ ニホン セイジシ ノ ナカ ノ リクカイグン : グンセイ ユウイ タイセイ ノ ケイセイ ト ホウカイ センハッピャクロクジュウハチ センキュウヒャクヨンジュウゴ
シリーズ名 MINERVA日本史ライブラリー 24
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2013.2
ページ数 251,7p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-623-06463-2
NCID BB11772367
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全国書誌番号
22208073
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言語 日本語
出版国 日本

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