数学の黎明 : オリエントからギリシアへ

ヴァン・デル・ウァルデン 著 ; 村田全, 佐藤勝造 訳

『現代代数学』、『群論と量子力学』等の名著によって現代数学の第一人者として知られる著者の手になる本書は、現代科学文明への批判を内に秘め、思想史や文化史における数学の見失われがちな意義を強調しつつ、一般読者のために、古代、特にギリシア数学史を展開した書である。

「BOOKデータベース」より

古代ギリシア人が遺した最も美しいもの、それは疑いもなく彼らの芸術作品にちがいあるまい。だが科学技術の時代に生きるわれわれにとって最も重要なギリシア人の遺産は、精密科学=数学であろう。数学的精神の誕生とそれにもとづく科学の成果は人類文化史の単なる添えものではなく、まさにその主要な一章を占めるのである。『現代代数学』、『群論と量子力学』等の名著によって現代数学の第一人者として知られる著者の手になる本書は、現代科学文明への批判を内に秘め、思想史や文化史における数学の見失われがちな意義を強調しつつ、一般読者のために、古代、特にギリシア数学史を展開した書である。ユークリッドの『原論』にみられるギリシア数学の、あの感嘆すべき完全性、厳密性という美はいかにして生まれたか?エジプト、バビロニアに始まった数学が、ギリシア都市国家の日常生活やアレクサンドレイア、シュラクサの宮廷文化を背景に、哲学・思想・天文学と結びついて黄金時代を迎える過程がここに見事に描かれている。本書に生き生きと再現された古代の数学的創造の息吹きは、現代の数学者にも示唆するところが大きいであろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 エジプト、バビロニアの数学(エジプト人
  • 数体系、数字、計算術
  • バビロニアの数学)
  • 2 ギリシア数学(タレスとピュタゴラスの時代
  • 黄金時代
  • プラトンの時代
  • アレクサンドリア時代
  • ギリシア数学の凋落)

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 エジプト、バビロニアの数学(エジプト人
  • 数体系、数字、計算術
  • バビロニアの数学)
  • 2 ギリシア数学(タレスとピュタゴラスの時代
  • 黄金時代
  • プラトンの時代
  • アレクサンドリア時代
  • ギリシア数学の凋落)

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この本の情報

書名 数学の黎明 : オリエントからギリシアへ
著作者等 Waerden, B. L. van der
Waerden, Bartel Leendert van der
佐藤 勝造
村田 全
Van Der Waerden Bartel L.
Waerden Bartel L.van der
ウァルデン ヴァン・デル
ヴァン・デル・ウァルデン
書名ヨミ スウガク ノ レイメイ
書名別名 Science awakening Ⅰ. 2nd ed
出版元 みすず書房
刊行年月 1984.7
版表示 限定復刊
ページ数 417p 図版15枚
大きさ 22cm
ISBN 4622024683
NCID BN00498381
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全国書誌番号
84055747
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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