乱読のセレンディピティ

外山滋比古 著

一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは偏見である。ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く読むものが、案外、得るところが大きいということもあろう。乱読の効用である。本の数が少なく、貴重で手に入りにくかった時代に、精読が称揚されるのは自然で妥当である。しかし、いまは違う。本はあふれるように多いのに、読む時間が少ない。そういう状況においてこそ、乱読の価値を見出さなくてはならない。本が読まれなくなった、本ばなれがすすんでいるといわれる近年、乱読のよさに気づくこと自体が、セレンディピティであると言ってもよい。積極的な乱読は、従来の読書ではまれにしか見られなかったセレンディピティがかなり多くおこるのではないか。それが、この本の考えである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 本はやらない
  • 悪書が良書を駆逐する?
  • 読書百遍神話
  • 読むべし、読まれるべからず
  • 風のごとく…
  • 乱読の意義
  • セレンディピティ
  • 『修辞的残像』まで
  • 読者の存在
  • エディターシップ
  • 母国語発見
  • 古典の誕生
  • 乱読の活力
  • 忘却の美学
  • 散歩開眼
  • 朝の思想

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 乱読のセレンディピティ
著作者等 外山 滋比古
書名ヨミ ランドク ノ セレンディピティ : オモイガケナイ コト オ ハッケン スル タメ ノ ドクショジュツ
書名別名 思いがけないことを発見するための読書術

Randoku no serendipiti
出版元 扶桑社
刊行年月 2014.4
ページ数 205p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-594-06996-4
NCID BB1531113X
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全国書誌番号
22400538
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言語 日本語
出版国 日本
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