「訓読」論 : 東アジア漢文世界と日本語

中村春作, 市來津由彦, 田尻祐一郎, 前田勉 編

「訓読」はなぜ、私たちにとって「課題」であり続けるのか-「訓読」という異文化理解の方法を再考し、日本の伝統文化形成、日本人の「知」の問題として位置づける。また、「訓読」という手法を、東アジア世界の文化交渉から見つめ直し、漢字・漢文文化圏の成立、その内部での個々の文化形成のあり方を論じる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 異文化理解の「課題」としての訓読(「訓読」の思想史-"文化の翻訳"の課題として
  • 近代における「漢文直読」論の由緒と行方-重野・青木・倉石をめぐる思想状況
  • ピジン・クレオール語としての「訓読」
  • ベトナムの「訓読:と日本の「訓読」)
  • 第2部 訓読と日本語・日本文化の形成(日本における訓点資料の展開-主として音読の視点から
  • 近世における漢文訓読法の変遷と一斎点
  • 漢文訓読体と敬語
  • 国語施策と訓点語学)
  • 第3部 訓読論の地平("訓読"問題と古文辞学-荻生徂徠をめぐって
  • 表現文法の代用品としての漢文訓読
  • 日本漢文の訓読とその将来
  • 漢文訓読の現象学-文言資料読解の現場から)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「訓読」論 : 東アジア漢文世界と日本語
著作者等 中村 春作
前田 勉
市來 津由彦
田尻 祐一郎
書名ヨミ クンドクロン : ヒガシアジア カンブン セカイ ト ニホンゴ
出版元 勉誠
刊行年月 2008.10
ページ数 338, 18p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-585-03184-0
NCID BA87138791
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21499780
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想