朝比奈あすか 著
「次は女の子を産むわ」そう宣言して産み分けに躍起になる妻。「本当にどうしても女の子を産まないと駄目なのか」妻の意志に、違和感が濃くなってゆく夫。お互いに心揺れる日々を過ごすなか、新たな命を授かる。果たして、その性別は?そして、夫婦がたどった道は-(表題作)。男女の日常に生じたさざ波から見える、人間の愛おしさ、つよさ-。深々とした余韻が胸に響きやまぬ傑作五編。
「BOOKデータベース」より
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