本書は、青山学院大学法学部における民法四部・債権法各論の講義用テキスト・ブックとして書かれたものである。契約法の領域では、日進月歩、新しい形態の契約が生まれてきている。それに伴い、判例法も学説も著しく進展をとげた。また、契約法の周辺では、社会経済情勢の変化につれ、それに対応するべく数多くの特別法が制定されたり、あるいは法改正がなされたりしている。近時の借地借家法をはじめ、各種の消費者保護法、貸金業規制法、製造物責任法、労働基準法など、さまざまである。本書では、こうした動向についても、できるかぎりの配慮を加えた。
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