語りの文学

清水茂 著

中国の賦、ギリシャの叙事詩、日本の語りものは、元来、盲目の予言者が語ったものだった。小説も寄席で語られ、戯曲は演じられた。中国の語りの文学の発展を跡づけ、『古今集』、漱石、荷風における漢文学の重さに説き及ぶ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 語りの文学-賦と叙事詩
  • 中国戯曲小説の発展
  • 『金瓶梅』における人間性
  • 対句とくりかえし-蘇軾「水調歌頭」「人有悲歓離合、月有陰晴円欠」の手法
  • 「茶酒論」釈
  • 茅盾『多角関係』の手法
  • 夏衍の『上海の屋根の下』
  • わたしが見た広東省のしばい
  • 詩歌における遊戯性-物名・誹諧歌の意義
  • 夏目漱石と漢文学
  • 永井荷風と漢文学
  • 日本漢文学史研究の2、3の問題
  • 小島憲之『上代日本文学と中国文学』(上)評
  • 川口久雄『平安朝日本漢文学史の研究』評

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 語りの文学
著作者等 清水 茂
書名ヨミ カタリ ノ ブンガク
出版元 筑摩書房
刊行年月 1988.2
ページ数 295p
大きさ 20cm
ISBN 4480835873
NCID BN01971725
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全国書誌番号
88036311
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言語 日本語
出版国 日本
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