つむじ風食堂の夜

吉田篤弘 著

食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともしていた。私がこの町に越してきてからずっとそのようにしてあり、今もそのようにしてある。十字路には、東西南北あちらこちらから風が吹きつのるので、いつでも、つむじ風がひとつ、くるりと廻っていた。くるりと廻って、都会の隅に吹きだまる砂粒を舞い上げ、そいつをまた、鋭くはじき返すようにして食堂の暖簾がはためいていた。暖簾に名はない。舞台は懐かしい町「月舟町」。クラフト・エヴィング商会の物語作家による書き下ろし小説。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 つむじ風食堂の夜
著作者等 吉田 篤弘
書名ヨミ ツムジカゼ ショクドウ ノ ヨル
書名別名 Tsumujikaze shokudo no yoru
出版元 筑摩書房
刊行年月 2002.12
ページ数 158p
大きさ 20cm
ISBN 4480803696
NCID BA60651474
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20378967
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想