金融史がわかれば世界がわかる

倉都康行 著

金融という場には、長い歴史のなかで形成された制度が残る。そうした遺構のうえに、現代的な問題が幾層にも積み重なっている。金や銀という一時代前の地金の問題、中央銀行の変化、変動する為替市場、金融技術の進展といった問題が複雑に絡み合っている。本書は、これらの相関を網羅的かつ歴史的にとらえ、世界の金融取引がどのように発展してきたかを観察する。旧版を大幅に改訂し、リーマン・ショックの衝撃やフィンテックの可能性などを検証しながら、実務的な視点から、今後の国際金融を展望する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 英国金融の興亡(ポンドと銀貨の長い歴史
  • ポンドがめぐり英国経済はまわる ほか)
  • 第2章 米国の金融覇権(英国はなぜ動脈硬化に陥ったのか
  • 新興国アメリカの挑戦 ほか)
  • 第3章 為替変動システムの選択(ブレトンウッズ体制の時代へ
  • 変動相場制の幕開け ほか)
  • 第4章 変化する資本市場(金融技術の発展
  • 世界が怯えた金融危機 ほか)
  • 第5章 課題に直面する現代の金融力(ユーロと英国シティの危機
  • 人民元はどこへ行く ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 金融史がわかれば世界がわかる
著作者等 倉都 康行
書名ヨミ キンユウシ ガ ワカレバ セカイ ガ ワカル : キンユウリョク トワ ナニカ
書名別名 「金融力」とは何か
シリーズ名 ちくま新書 1260
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.6
版表示 新版
ページ数 265p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06968-9
NCID BB23780158
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全国書誌番号
22926277
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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