臼井吉見 著
5600枚におよぶ近代日本百年にわたるドラマの完結篇。戦後、新たに出直した新宿中村屋は、苦難のうちにも発展し、次代へと受けつがれていく。敗戦の混乱と無秩序の激動期に、石川三四郎、柳田国男、中野重治ら知識人は、何を考え何を願っていたかを中心に、戦後の日本と日本人の動きをとらえ、さらに作者が自ら一登場人物となり軍隊の姿を描き出し、天皇制・戦争責任の問題などに触れながら、現在の「うつろな繁栄」の正体に迫ろうとする大作。
「BOOKデータベース」より
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