うかみ綾乃 [著]
「ずっと一緒よ。私たちは、離れないの」。凪は枕元に置いてある赤い毛糸を手繰り寄せ、両端に作られた輪っかを弟の漣と自らの首にかけた。ふたりが離れると、互いの首が絞まるようになっている。「気持ちいいよ、漣。もっと感じてもいい?姉さん、我慢できないの。ここが苦しくて…」。人気女流官能作家が描く、切なくも狂おしい官能絵巻。
「BOOKデータベース」より
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