佐伯泰英 著
半年余り前、かつての上役、豊後森藩下屋敷の高堂用人から呼び出しの書状を受け取っていた小籐次は、今更ながら高堂を訪ねたところ、いきなり上屋敷への同道を求められる。藩士時代にも滅多に足を踏み入れたことのなかった上屋敷。その意向を小籐次は計りかねるが、やがて面前に現れた人物から思いも寄らぬ望みを託される。感涙必至の第十六弾。
「BOOKデータベース」より
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