おぼまこと 作
敗戦になり、日本人は母国へ帰らなくてはならなくなりました。ひでちゃんも、当然一緒に日本へ帰るものと思っていたのですが、敗戦を境にして、ひでちゃんは台湾人になりました。それはひでちゃんのお父さんが台湾人だったからです。たしか黄さんといって、内科と小児科の医院を開いていました。ひでちゃんのお母さんは日本人でした。かなしいわかれがありました。そのころのすすむには、なぜひでちゃんとわかれるのかよくわかりませんでした。
「BOOKデータベース」より
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