国際政治思想 : 生存・秩序・正義

押村高 著

グローバリゼーションが進み、環境、格差、地域紛争などの問題群が噴出している。しかし、現状維持を志向する既存の国際政治学は、問題解決のビジョンをうまく示せていない。公正な国際秩序やグローバル・ガバナンスを構想するには、思想の力が必要である。本書では、「国際政治思想」の果たす役割を、英国学派、規範理論、ポストモダン思想などの成果を織り込みながら、明らかにしていく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 思想は国際政治とどうかかわるか
  • 第1章 国家理性論の系譜としての現実主義
  • 第2章 ユートピアの現実性-カント主義の展開とヨーロッパの平和実践
  • 第3章 国際政治の道義的主体とは-コスモポリタン‐コミュニタリアン論争の行方
  • 第4章 介入はいかなる正義にもとづきうるか-誤用と濫用を排するために
  • 第5章 民主主義と武力行使-冷戦終焉後の展開とイラク戦争による「転回」
  • 第6章 グローバルな社会正義の思想
  • 第7章 戦争史という思想-国際関係における反実仮想の効用

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 国際政治思想 : 生存・秩序・正義
著作者等 押村 高
書名ヨミ コクサイ セイジ シソウ : セイゾン チツジョ セイギ
出版元 勁草書房
刊行年月 2010.6
ページ数 252, 49p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-326-35152-7
NCID BB02548384
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全国書誌番号
21797856
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言語 日本語
出版国 日本
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