驚異の名訳ベストセラー。鬼才・橋本治が古典はムズカシイという常識をくつがえした快著。
「BOOKデータベース」より
千年も前から「素敵!」(をかし)「いいわァ」(あはれ)「ダサイ」(わろし)「なんか」(など)を「すっごく」(いと)「いっぱい」(あまた)使ってしゃべる、ほとんど現代女子高校生の感性と同じ女の子だったんだ。誰もいわないから、はっきり言ってしまう。古典を記号解読みたいに読むのは間違い。そんなの第一面白くない。みんなと同じ気持ちを表現してるんだから、その感情で読めば、清少納言ってキスしたくなるほど素敵(をかし)な女性だし、まぎれもなく「をかし」(素敵)のエッセイ集だ。
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