アジア主義

中島岳志 著

戦後、侵略主義の別名として否定された「アジア主義」。しかしそこには本来、「アジアの連帯」や「近代の超克」といった思想が込められていたはずだ。アジア主義はどこで変節したのか。気鋭の論客が、宮崎滔天、岡倉天心、西田幾多郎、鈴木大拙、柳宗悦、竹内好らを通して、「思想としてのアジア主義」の可能性を掬い出そうと試みた大著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • なぜ今、アジア主義なのか
  • 竹内好はアジア主義に何を見たのか
  • 西郷隆盛と征韓論
  • なぜ自由民権運動から右翼の源流・玄洋社が生まれたのか
  • 金玉均という存在
  • 頭山満、動き出す
  • 来島恒喜のテロと樽井藤吉の『大東合邦論』
  • 天佑侠と日清戦争
  • 閔妃暗殺
  • 孫文の登場-宮崎滔天・内田良平・南方熊楠
  • 岡倉天心「アジアは一つ」の真意
  • 黒龍会と一進会
  • 韓国併合という悲劇
  • 中国ナショナリズムへのまなざし-辛亥革命と二十一カ条要求
  • 孫文の大アジア主義演説
  • 来日アジア人の期待と失望
  • 大川周明の理想
  • 田中智学から石原莞爾へ-「八紘一宇」の奈落
  • アジア主義の辺境-ユダヤ、エチオピア、タタール
  • 戦闘の只中で-日中戦争と大東亜戦争
  • 未完のアジア主義-いまアジア主義者として生きること

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 アジア主義
著作者等 中島 岳志
書名ヨミ アジア シュギ : サイゴウ タカモリ カラ イシハラ カンジ エ
書名別名 西郷隆盛から石原莞爾へ
シリーズ名 潮文庫 な-1
出版元 潮出版社
刊行年月 2017.7
ページ数 603p
大きさ 16cm
ISBN 978-4-267-02088-9
NCID BB24113727
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全国書誌番号
22913996
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言語 日本語
出版国 日本
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