エル・チチョンの怒り : メキシコにおける近代とアイデンティティ

清水透 著

あの名もない山が、まさか大爆発を起こすとは…。神のまことの代理人、それは誰?「近代」と攻めぎあう「村」=「われわれ」の論理、「敗者の歴史」を拒むインディオの生の声、それは、あらたな山の怒りとなるか?独立を契機にグアテマラからメキシコへ編入されたチアパス高地の原住民社会のひとつチャムーラ族、そして近代化を志向する外部世界。本書は、その両者のせめぎあいの物語である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 語る偶像(クスカットと「語る偶像」
  • 「幼な子」たちの秩序意識
  • レフォルマ、反乱、そして近代国家)
  • 第2章 黒い貨幣と祭り(サン・クリストバルの黄昏
  • 「白い資本」と手配師たち
  • 「黒い貨幣」と祭り)
  • 第3章 「大地のへそ」と見えない権威(事務官様は神様か
  • 「大地のへそ」と見えない権威)
  • 第4章 村の原理と民衆<知>(カシーケの功罪
  • 村の原理と民衆<知>)
  • 第5章 村を追われた者たち(ミケル・カイシュランの死
  • 「赤い司教」とポロ神父
  • 追放者コロニー・ベルト)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 エル・チチョンの怒り : メキシコにおける近代とアイデンティティ
著作者等 清水 透
書名ヨミ エル チチョン ノ イカリ
シリーズ名 新しい世界史 10
出版元 東京大学出版会
刊行年月 1988.10
ページ数 225, 14p
大きさ 19cm
ISBN 4130250744
NCID BN02685812
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全国書誌番号
89009403
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言語 日本語
出版国 日本
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